それでも生きていく

生い立ち、恋愛、精神疾患。今までのことを振り返ってみようと思った。ノンフィクション。

2018-03-23から1日間の記事一覧

生い立ち 3

「女の子は何よりも愛嬌が大切なの」 繰り返し母に言われたこの言葉は、未だに教訓として生きているし、大人になった今考えると なかなか確信をついていると思った。 ーーーーーーーーーーーー 煌びやかなドレスに、軽やかなステップ。 ああ、昔母に強請って…

生い立ち 2

小学生高学年の頃だろうか。 父と母の喧嘩はいつものことだったが、少しずつ何かが違ってきていた。 回数が増え、母は泣きヒステリーを起こし、父は事あるごとへパチンコへ。 自慢ではないが、私は空気を読むこと、とっさに仲裁をもつ能力に長けている。 思…

生い立ち

欲しいものは何でも買える富裕層でもなく、極端に貧乏でもない。 少しの贅沢ならできる、そんな平凡な家庭に、一人娘として私は産まれた。 教師の息子で長男として生まれた父と、スポーツ選手の娘で長女として生まれた母。 まあぶっちゃけ、どちらもそれなり…

成長とともに

そんな夢見がちな少女も大人になり、気づけばアラサーに突入していた。 26歳、未だに実感はない。 窓を開ければ見えるのは田んぼに小川、高層ビルも流行最先端のショップもない。 そんな田舎に嫌気がさして、上京してから早4年。 月日が過ぎるのはあっという…

いつか王子様が。

子供の頃、寝る前に母が読んでくれたおとぎ話が大好きだった。 どの話のプリンセスにも共通するのは、兼ね備えた美しさと、色鮮やかなドレス、煌びやかな装飾品、そして何よりも、最後は必ずハッピーエンド。 必ずといってよいほど、お姫様を迎えにく王子様…